ふたたび
買い物に行き魚を選びながら、今日はないのかな。といつも探しているもの。
魚のアラです。頭・えら・カマ・中骨・尾など切り身よりお手頃な価格で買い求められます。
好きなのは鯛のアラです。
以前番組で観てから、試しに作ってみようと始めたのがきっかけで、今では我が家の定番『鯛めし』を作ります。
先日いきのいいアラを見つけ、早速鯛めしの準備です。ところが…今回のアラには大事な中骨と尾が入っていません。私が作る鯛めしには骨の部分が欠かせません。美味しい出汁が出るからです。
気持ちは『鯛めし』と『兜焼き』だったのが、それが叶いません。
「えーどうして骨が入っていないの?普通入っているよね。もうがっかりだ。自分もちゃんと確かめなかったし、それも悔しい。」もうパターンが騒ぎます。
今日は『鯛めし』だと思っていた気持ちが収まりません。
こんな時こそ語りかけです。
収まらない気持ちを受け止めて「私」がパターンを見守っていきます。
その後、次はちゃんと骨の部分が入った鯛のアラを買ってこよう。を選びました。
そして今日、夢のような天然物の大きな鯛のアラを手に入れました。
早速鯛めしを作ります。
手間はかかりますが、骨の部分は高温で焼いてから昆布と一緒にご飯を炊きます。魚の臭みがなくスッキリした後味です。不思議なほど骨から出汁が出て、中落ちの身をほぐすだけで充分な食べ応えです。手間はそれだけですぐできます。
念願かなって大満足。
たかがアラされどアラ!
お手頃価格で、贅沢な味わい。ぜひお試しください。