アール・ヌーヴォーガラス展
ふと立ち寄ったギャラリーでアール・ヌーヴォーガラス展が開催されていました。
美術館や博物館で何度か見たことはありましたが、地元でお目にかかれるとは感激です。
およそ200年前のガレとドーム兄弟の作品30余点の展示です。
何層にも重ねられたガラスの色合いやエッチングの技術はもちろんのこと、光をあてた時のガラス特有の透明感はなんとも言葉になりません。
ランプはもちろん、花瓶の多くは自然光による光の透過を意識して作られているそうです。
係の方が熱心に解説してくださり、ジャポニズムと言われる漆を使った蝶と草加文花瓶やその背景を知ることができました。
何度も焼きを繰り返したもの。エッチングで削ったもの。それぞれの表情が違い、巧みな技術でガラスの特性を活かしています。
今まで見たこともない雰囲気の作品にもお目にかかれました。
細やかな解説が、長い年月を経た貴重な存在を私に伝えてくれました。
ガラス作品の美しさとその魅力を改めて味わいました。
今年はガレの没後120年の節目の年
そんな出会に感謝いたします。