立場

そういうことか…



いつも通る道を車ではなく、歩いてみました。

用事を済ませゆっくり家に帰ります。歩道がない道なので白線の内側を歩いていたところ、車が通るたびに風圧を感じよろけそうです。そんなにスピードは出ていません。それでもこんな風に圧迫感があり、怖いものだと端に寄って歩きました。

岩手の道路は冬に雪が積もったり凍結したりするため、アスファルトが陥没しやすく補修して表面がボコボコしています。それが繰り返され中央は盛り上がり端は低く傾斜がありとにかく歩きづらいのです。

ただ歩くのですら注意が必要な上、交通量が多いので車にも気を配る必要があります。これは予想を超えて大変な事でした。

車を運転している時は、歩行者に注意してできるだけ徐行をしていますが、どうしてそこで止まるのだろうか。どうしたいのかな。もう少し端によって欲しい。などと思うことも多くありました。

立場が変わると逆に、もう少しゆっくり走って欲しい。もっと距離をとってくれないとぶつかりそう。怖いから車が通り過ぎてから歩こう。と思うことが違います。

それぞれの立場、それぞれの思い。物の見方はいろいろあります。
違う見方を知るということは物事をさらに深く、広く理解していくということ。

歩くという体験から気づいたこと。


ヤマボウシの実
ヤマボウシの実