目に見えて



今日は授業で作品を仕上げました。

数種類の課題の中から自分の気に入ったものを選び、それを清書していきます。

これまで数時間かけて練習してきました。今日は各自それぞれの練習方法で、清書に向けて集中しています。
漢字とかなのバランスや流れが難しいと、何度も繰り返して書き込んでいたり、自分の名前がどうしても納得がいかないと直していきます。

4月には想像できなかったこの場面。それぞれの集中力と気迫が場のエネルギーを上げています。
自分の思うように、自分の感覚で仕上げていくことが目標です。

作品制作は、お手本から離れて自分の世界を表していくこと。自分がこうだと思ったら、そう表現して良いのです。

目の前で取り組んでいる姿からは、この時間の中でもみるみる上達し自分なりの作品を作り上げようとする真っ直ぐな様子が見て取れます。


自信を持ち、気持ち良い書き振りにこちらの方が大きなことを教えてもらいました。

自分の文字に純粋に向き合うこと。自分なりに表現すること。
周りと比べることなく、よく見せようとすることもない。そんな思いが形となり、何ものにも変えがたいものを見せてくれました。




旅先で偶然出会った『鄭板橋』
旅先で偶然出会った『鄭板橋』