比較

自分を見つめる



仕事上成績を出す時期になりました。

ペーパーテストを実施するわけではないので、はっきりとした数字は手元になく難しいです。

数々の課題や、授業の様子などを鑑みて成績を出していきます。

その評価も相対評価と絶対評価がありますが、私は絶対評価で成績を出しています。
相対評価はそれぞれを比較して順位をつけることになりますが、絶対評価はその人の持つ力を見て、そのプロセスを大事にしていくことができると考えています。

ここはたんたんと成績を出していくだけです。



文字を書くということは競争したり他人と比較することではないので、自分を基準として、自分自身のこととして学んでいただいています。

ですからその人自身を見ていくということ。
自分の文字の個性を知る、癖を知る。文字に集中することで、課題やどんな字を書いていきたいのかを意識すること。こうして文字に向き合っていくうちにいろいろなことにも気づいていきます。
文字を書いている時の気持ちや、どう取り組んでいるのか。自分の決めつけなど、今の自分に気づいていくのです。

これはまさに文字を学びながら、同時に心の学びも行っていると感じます。


自分の文字に向き合っていき、この授業が終わる頃、自分の書きたいようにのびのびと堂々と、そんな力をつけていくのです。