懐古

当時のまま



先日、お世話いただいた先生の遺墨展に行ってきました。

学生の頃からいろいろとお世話になり、直弟子ではありませんでしたが、惜しむことなくいろいろなことを教えていただきました。

積み重ねていたことは貴重なものばかりでしたが、何よりいつも楽しんでなさっていたことが印象的でした。


遺墨展で貴重な作品を見ていくと、その時代のことを思い出し、鮮やかにそのままそこにあるのだということを感じました。

会場で久しぶりにお目にかかった方々と、数十年ぶりにお話をすることが出来ました。
先生との価値ある経験の数々を思い出し、岩手の芸術を担う存在としての先生の思いが蘇ってきました。

文房四宝をはじめ、墨色や線質へのこだわりを大事にすること。たくさんの方のお話、懐かしい作品の数々。今回それらに出会うための機会だったのです。


『自分の思いを第一に、それを貫く』そんなあり方でいること。

懐かしい記憶と共に、先生から受けた書への情熱を今一度味わってみようと思います。