ひとり

気持ちのままに



雨が音を立てて降っています。

家にいてひとりでずーっと眺めていられる好きな光景です。


以前はそんな1人の時間が苦手でした。
特にランチはもちろん、お店に入ってひとりでお茶をいただくということができませんでした。

寂しくて、身の置き所がなくて、手持ち無沙汰で居心地悪く感じました。

そんな自分を誰かに見られるのも恥ずかしい、そわそわする自分がいました。気持ちがすぐれない時はなおさらそう感じていました。


ひとりでいることを楽しんでいる方の話を伺い、どんなものなのか味わってみたくなりました。
パターンをケアし、仕事や出かけた先で1人でお店に入る機会を使って少しずつ挑戦していきました。
何度か繰り返し抵抗なく行動できるようになり、だんだんと1人でいる時間を楽しめるようになってきました。

お店の雰囲気をじっくり感じたり、周りのお客さんのざわめきを聞いたり、ただただ注文したものを味わうことなどをしています。

自分がのびのびとしていられる、気兼ねなく好きなように過ごす、居たいだけいる事ができる。

自分のしたいことを、自分のためだけに、自分のタイミングでやってみる。
今では何処か開放感すら感じられます。こういうことだったのですね。

もちろん、誰かと一緒に、語り合ったり美味しいものを味わうことも楽しみのひとつです。
それに加えて、最近は1人で居ることのまた違う楽しさを感じています。

どちらもあって、どちらも楽しめる。こうして、気持ちのままに選びながら過ごすことは、自分を大事にしていくことなのだと思います。

かけがえのない時間を味わいながら!