今学ぶ意味
学生の机の上にあった読売新聞の記事。
授業で学んだと聞きました。
若松英輔さんの利他についてのものです。
『利他は人間の本質であり、自然な営み』と説いています。
他者なくして存在し得ない自分。
『利他は、他者のために行動するということだけでなく、自分も他の人がいなければ存在し得ないという現実と深く自覚するところに原点がある。
日本では約1200年も前から使われている古い言葉。
コロナ禍だけでなく、大災害やロシアのウクライナ侵攻のような事態が起きると胸が痛む。それは、遠く離れた場所であっても見えない「つながり」を感じているから。
利他の実践として、私たちは、日頃意識していなかった他者とのつながりのなかに自己を見つめ直しつつ、一日のある瞬間など、どんなに短い間でも利他的になれば良いのではないか。
利他の実践は、誰かに温かい言葉をかけたり、話を聞いたりする。そんな素朴で日常的な実践から始まるように思われる。
ふと誰かにかけた言葉が巡り巡って、自分と他者を巻き込む大きな救いにつながることもある。』と述べています。
学生はこの記事の所々に線を引いていました。柔軟に受け止められる時期に、これからの人生を生きていくのに、このようなことを学び見つめていくことは大事だと感じます。
今学んだ学生たちに、どう感じたのか、聞いてみたいと思います。
こうして、学生に関わりから学んでいくことは多いです。貴重な体験を大切にしていこうと思います。