ひとつひとつ
物事を行う時、私は一気に一連の流れをやりたくなります。
例えばテニスのサーブを学ぶ時。
構える、トスをあげる、体の向き、ラケットの面、角度、インパクトの勢い、足の動き、体重の乗せ方…
気をつけることはたくさんあります。
一連の流れを知りこの動きを細かく説明されても、なかなかうまくできません。
そこで、指導者の教えはどうなのかというと、ひとつずつ区切って教えていきます。
まずはトスをあげる練習。次はラケットを振り上げる練習。振り抜く練習…このように全ての動作を、ひとつひとつ練習し進んでいきます。
一気にやろうとしても、理解するのが難しい。全てを身につけるまでには相当時間がかかるため、細かく区切る。小さな達成を積み重ねて確実に身につけることができる。そんな指導法を知りました。
どうもせっかちな私は物事を一気にやりたくなってしまいます。
しかしそれは、全体が何となくわかったつもりでいるだけで、細かい部分はよくわかっていません。
欲張らずにひとつひとつ、着実に進んで足元を固めて進んでいくことが大切だと思っています。
何かを学ぶ時こそ、一歩ずつ。小さな達成を積み重ね、繰り返して身につけていきたいです。
もちろん心の学びも一歩ずつ。