季節の交わり

追いつかない


昨日の岩手県は、今年全国初の真夏日が記録されました。

まだ桜の便りも届いていないのに、背中がジリジリする日差しに驚きました。そうは言っても朝夕は気温が下がるので、出勤する時にはコートが必要です。そんな気温の変化に体が追いつきません。

ここ盛岡では桜の蕾が赤く膨らみ始めたので、まもなく桜が開花することでしょう。

そんな岩手ですが、秋田県側にはまだたくさんの雪が残っています。
空気も澄んでいて、爽やかさを感じます。やっと春がきたばかり、ふきのとうやつくしが今まさに顔を出したところ。春の伊吹のエネルギーが伝わってきます。

県内とはいえこんなにも違いがあるのです。そう思うと、日本全体を見てみると今沖縄ではどんな季節なんだろうと思いをはせています。私はゴーヤが大好きなので、早く食べたいと楽しみにしています。


この季節、朝夕は気温が下がるため体にギュッと力が入り、日中は暑くて汗が流れるような気温です。体温調節始め急な変化に、体が追いつかずいつも以上に疲れやすい気がします。

この季節、『山菜を食べて冬の体から春の体に切り替えていくのが良い』と言われています。山菜の苦みの主成分は抗酸化作用を持つポリフェノールですが、精神的ストレスの改善や体を活性化させる効果が期待できるそうです。

『季節のものをいただく』という中には、季節を感じることだけではなくそんな理由があったのですね。

早速、大好きなふきのとうで『ふきのとう味噌』を作り、季節を味わいながら体を徐々に切り替えていくことにします。



根びらき 木の根本から丸く雪が溶けるさま
根びらき 木の根本から丸く雪が溶けるさま