話すこと

気負わず自然に


慌ただしい日々が少し落ち着いて、久しぶりに温泉に行きました。
ひとりで露天風呂に入っていると…

「どちらからですか?」と声をかけられて、やっと到来した春の喜びや、凄かった雪・桜の開花が楽しみだということなど、ほんの数分でしたがいろいろなお話をしました。終始笑顔でお話しくださったその方は、にっこり笑って去っていきました。

このところ、話をすることについて意識していました。

以前もふれたように元々話すことが苦手で、自分の気持ちを表現するのが難しいと思っています。
聞かれたことに間違いの無い、ズレていない答え方をしなければいけない。わかりやすく、誤解されない表現をすべきだ。というパターンがあり気負ってしまいます。


ところが、今日は初めてお目にかかった方と自然に話をして楽しいひと時を過ごす事ができました。
あぁ、こんな感じでいいのかな。という感覚があり気持ちが楽になりました。

温泉に入り、体も心もほぐれリラックスできていた事も良かったのかもしれません。
お湯に浸って感じてみると、つるりとした泉質と心地よい温度が体を緩め、そよぐ風が鳥の声や葉のざわめきを届け、水面に綺麗な光の模様を描いて自然の作り出した異空間に入り込んだようです。とても気持ちが良い空間です。

構える事なく、ゆったりとした気持ちでいる事。わかりにくくても、スムーズでなくても良い。自分の言葉で思った通りに話してみよう。を選んでいこうと思います。

温泉に入ってゆったりのびのびしたこの感覚でやってみます。