心に

動かぬもの


今朝の盛岡は氷点下、気持ちよく晴れいつにも増して岩手山が輝いて見えます。

自宅から実家への道は、ちょうど岩手山に向かって行く方向です。
車を走らせると何度となく山が見え隠れし、次第に大きくなっていきます。電線越しに、ビルの間から、急に開けてすっかり姿を見せる場所もあります。


何度この道を通ったことでしょう。
いろいろな表情の山を見てきたと思っていると、、、
急に、実家に行き難くなった頃を思い出し、ぼろぼろと涙が溢れ目の前がよく見えなくなりました。

母の言葉に傷つき怖くて行きたくないけれど、世話をしなければという変な責任感や親を悪く言ってはいけない。というパターンもあり、誰にも何も言えずにいるうちに行くことが難しくなったのです。

当時実家への道は遠く感じ、心の中はいろいろな感情が渦巻いていました。しかし私がどんな状態であっても、何を思っていても山は黙って見ていました。いつでも変わらずどんと構えて、揺るぎない存在として見守ってくれました。
その勇姿に支えられ、何とか乗り越えたことを思い出し、涙が止まりません。


そして、昨日の続きになりますが、自分の中にも同じような存在があること。『本当の私』がいるということもあらためて意識できました。
自分を守り導いてくれる存在。山のようにどっしりと何事も受け止めるそんな存在です。それが自分自身であるということを。


だから何があっても大丈夫!
そう輝く山が教えてくれました。ありがとうございます。




岩手山からのメッセージ
岩手山からのメッセージ