心のこと

ため息


「はぁ〜」とため息が聞こえました。そういえば、自分が最近ため息をつかなくなっていることに気付きました。

以前は、辛いことがあるといつも胸のあたりが圧迫され苦しくてため息をついていました。

あの頃は…
思い出すと、引っかかる事があると常に『それはどうして起こったのか。誰のせいなのか。』と犯人探しをしていた気がします。
しかし、誰かのせいだと他人を悪くいうのはいけない事だと思い、そうだと言うことも怖くてできない。
結局いつも『自分のせい。自分が悪いからこんな事ばかり起きるんだ。』と決めつけて自分を責めていました。

長い間そう思い、自分を責め、縛り付け、貶めてきた。そうだったからの深い深いため息だったのです。


道場で語りかけにより、自分への共感の言葉が自分を守っていくこと。自分の中に自分の苦しさをわかってくれる『私』という存在、最強のサポーター・自分専用のカウンセラーがいるということを知りました。

語りかけをすることで、語っている『私』が本当の自分だとわかり、今まで自分だと思っていたものがパターンだったと、分離して認識することができるようになります。

しっかり語りかけをすることで、今まで他人に助けてもらいたいと思っていたパターンは、『私』という存在に守られていくことになります。

そうして、安心感や落ち着きを得ることで苦しさはなくなり、ため息をつくことはなくなっていったのです。

道場での語りかけ・ワークの数々はかけがえのない学びであるということ。今一度丁寧に学び直していきます。



ライラック香る花束でため息
ライラック香る花束でため息