学ぶ

認知症の世界


認知症世界の歩き方〜筧 裕介著〜
を読んでいます。

今まで読んだ認知症の本とは違い、イラストを中心にわかりやすい解説をしています。


この本の特徴的なところは、、、

『当事者へのインタビューを元につくられた「本人の視点」で認知症を知ることのできる本。

「認知症のある方が生きている世界」を、実際にみられるように。
経験する出来事を「旅のスケッチ」と「旅行記」の形式にまとめ、だれもがわかりやすく身近に感じ、楽しみながら学べるストーリーをつくることにしました。』  〜 本の帯より 〜


今まで読んできた認知症に関わる本はどちらかというと、頭で分析的に理解するものでした。
そしてこの本はよくある行動を中心に、まさに「旅のスケッチ」を見せてもらっているようで、感じながら肌感覚で知っていくものです。
読んでいて何だか楽しくなります。重苦しく感じていた「認知症」というものがちょっと軽やかにさえ感じてきました。


少しずつ感覚が緩くなっていく、いろいろな機能が働きにくくなる。ただそれだけのこと。


性格も顔もそれぞれ違うように、症状の出方もそれぞれ。
そんな風に感じていたんだ…と思う一方で、自分にも当てはまることもあり興味深いです。


「最近どんどん自分が壊れていく」
と言う母に少しでも寄り添えたらと思います。

『認知症の世界』の旅まだまだ始まったばかりです!