言葉の世界

何を選ぶのか


私の好きなTV番組『プレバト!!』
その中の俳句才能査定ランキング。とにかく夏井いつき先生の添削がたまりません。

にこやかに微笑みながら、歯に衣着せぬ物言い、一刀両断、ズバッと言い切り、躊躇なく直しを入れる。
作者の解説と、読み手の受け取りとのずれがあるとそこを突いていく。
見ていて小気味良いやり取りです。

出演者のみなさんはとても良く勉強しています。季語はもちろん効果的な言葉選び、助詞の用い方、着眼点など何を選びどう使うのか、腕の見せ所。
誰がどんなふうに独自の世界を作っていくのかが楽しみです。


俳句は説明的・断定的ではいけない。読み手に想像させ、思いを巡らせてもらう。それが大切だと。

作者はお題の写真を見て発想を飛ばし、目に見えないものへと広げていく。膨らみを持たせるものはあえて書かないことも大事にしている。
17音の俳句の世界、とにかく面白い!

しかし…いざ自分が俳句を作ってみようと思っても、全く言葉が出てこない。お題の写真を見ても何も浮かばない…

今週も秀逸な作品が査定されていく。作者は何を読んでいるのか、じっくり味わって思いを巡らせていこう。
しばらくはこの俳句の世界、読み手として楽しんでいきます。

果たして俳句に挑戦しようと思う日はくるのでしょうか?