実家事

お飾り


少し前のことです。
毎年飾っているお飾り、早くに購入していたものを飾ろうと年末に実家に行きました。
すると…玄関の高い位置にすでに飾ってあります。雪かきのアルバイトを頼んでいる学生にお願いしたのかと聞いてみると、踏み台を使って自分で飾ったというではありませんか!
87歳の母が踏み台に上がったかと思うと、冷や汗が出ます。
数年前に歩いていて転び、顔面打撲・流血しお岩さんのように腫れ上がった事を思い出しました。もう私のパターンが大騒ぎ…危ないし、転んだらケガをするし、もう後悔する姿を見たくない。
めまいがしてくらくらします。まずは何事もなくて良かったです。お願いだからもうやめて、次は私がやるからと伝えました。


年が明け、松の内7日午前中に取り外そうと実家に行くと、もうすでにお飾りがありません。長いマジックハンドを使って取り外したと言うのです。得意そうに話してくれました。

そうか、何としても自分でやりたかったんだね…


●ケガをして苦しむ姿を見たくない と思う私と

●迷惑をかけてはいけない と思う母


元々活動的な母は、自分の体が思うように動かなくなっていることが悔しいといつも嘆いています。
『いつも頼ってばかりで、これ以上迷惑をかけたくない。』との気持ちも知りました。だからこそ『できる事は自分でやっていきたい。』その思いを大事にしていこうと思います。

○母に、やりたい事を思うようにしてもらおう。何か起きたらその時に対応しよう。

改めて、そう白を選び見守ることにしました。


そして母に、『迷惑をかけても良いんだよ。それにそう思っている事は迷惑ではないのだから。』と話しました。

この事はゆっくり伝えていこうと思います。