シュトレン
12月になるとよく見かけるお菓子。
ドイツに古くから伝わる伝統的なパン菓子でクリスマスの約4週間前から始まる断食期間中イエス・キリストの降誕にあたる25日を待ちわびながら、毎日少しずつ食べるのがドイツの習わしのようです。
だいぶ前になりますが、何度か自分で作ったことがあります。
ドライフルーツをラム酒で漬け込んだり生地を発酵させる、手間と時間がかかるものでした。
その工程は楽しいのですが、何度もこねているうちに体が怠く呼吸が苦しくなりました。飲んでもいないのに気化したラム酒に酔ってしまったのです。
何とか焼き上げ、溶かしバターと粉糖で仕上げた時にはしばらく眺めていたいほどの愛着を感じました。
先日友人から思いがけずシュトレンを頂きました。以前よく買い求めていたお店のものです。ナッツやドライフルーツがたくさん入っていてその美味しさは格別です。最近はなかなか買いに行けずにいたので感激でした。
最近では、栗・黒豆・和三盆・抹茶・チョコレートなどアレンジされたものも多く、好みのお店を探すのも楽しみのひとつです。
友人の思いと、お店のこだわりを感じながらじっくりと味わっていきます。