『感情を感じること。』
以前の私には、そう言葉で言うことができても実際には難しいことでした。
自分のことを意識することが無かったので、感情を意識することも無かったからです。

まずは、快か不快かそれを感じることから始めました。そしてしばらくは『悲しい・辛い・怖い・寂しい』これしか感情として表現することができませんでした。

何かをしながら独り言を言う時の呟き、驚いた時の一言…じっくり自分を観察してみると、いろいろな場面で感情を言葉にしていました。それなのに、決まった言葉しか思い浮かばなかったのです。

それからは、じっくり細やかにと意識してみると、周りの人達が感情をどう表現しているかも耳に入ってきました。喜びだけでも嬉しい・楽しい・わくわく・幸せなどたくさんの表現があります。同じものを見聞きしても人それぞれの感情があり、時と場合によっても変わる感情。

この感情こそが心の入口。
この感情を思考ではなく、感じることを大事にしていきたいです。