言葉


雪山を登る熊の親子、子熊は何度も滑っては登るの繰り返し。子熊は必死で親熊についていき何とか登り切りました。たまたま見た映像に思わず拍手をしていました。

動物でも人間でも、親の存在は大きいです。幼い子どもひとりでは生きていくことはできません。ですから、親にかけられた言葉の影響力も大きいです。
子どもの頃親から繰り返し言われた言葉「男でなければいらなかった」「だめなやつだ」「かわいくない」…そんな言葉をずっと持って生きてきました。自分はそういう人間なんだ、とその言葉を信じて…

でもおかしいと感じたり、辛いと思っても子供の自分にはどうすることもできません。捨てられたら大変だから良い子になろうと必死です。毎日が怖くて留守番をしていると、もうこのまま誰も帰ってこないのでは…と不安な日々でした。

心の学びでこれが親のパターンだと知るまで、どれだけ自分を責め傷つけてきたのか、計り知れません。

最近は母の会話から、母も同じ思いをしていたのだと気づきました。私と母の話をしているのに、いつの間にか母と祖母との話にすり替わります。母からは、自分が子供の頃の悲しみや恨みが溢れてきます。80過ぎの母は親に言われた言葉の中に今もいます。

私は親のパターンに縛られることから離れることを選びます。そして、それを言った母を受け入れていこうと思います。内容は違うけれど、母も辛い思いを抱え生きていた。その気持ちがわかるからです。

もうこの様に、親のパターンを子供たちに向けないように意識していきます。そして、そのことをやる・伝えることを大事にしていきたいです。