心のこと

柔らかく


年々、柔軟に物事を考えにくくなっていると感じます。
いろいろなことを受け入れることができなくなり、頑固になっているとも言えます。

もともと頑なに生きてきたところを、少しずつ柔らかくほぐしていこうと心の学びをしています。少しずつほぐしているその傍から頑なになっていく…

最近の子どもたちの様子を見ていると、自分の意見を持ちつつも他人の話を聞き入れる。どちらの考え方も良い悪いと決めつけずに柔軟にエッセンスを取り入れる。客観的に物事を捉えている。物事にあまり執着しない。そう感じることが多いです。とてもシンプルで柔らかい感じです。
本人たちは当たり前なのですが、やりとりをしている私は感心するばかりです。

私たちは生きて行くうちに、社会や体験や大人から多くのパターンを刷り込まれます。『こうしなければならない』などのパターンにより気づかずに、自分の本当の思いを押し込めたり、思いとは違う行動をとってしまいます。どこか違うと感じながらも。

ですから、子どもの純粋さをそのままに、思うように行動する。素直さを失わずに物事を真っ直ぐに見る。そんな心を持ち続け、そのまま生きて欲しい。

そして、私たちもこの感覚を思い出し、純粋に素直に生きていきたい。
すっかり頑なになってしまわずに、柔らかくありたい。