自然より

歩み


以前紹介した大きな銀杏の木は今はもう葉が全て散りました。あっという間の出来事でした。その葉が綺麗に積み重なって、金色の道になりました。まだあまり踏まれていないので色が鮮やかです。

いつもは何もないアスファルトの道ですが、小さい銀杏の葉一枚一枚が積み重なって、厚い金色の絨毯を敷いたように見えます。

こうして一瞬一瞬を重ねて今にあり、この先も同じように続いていくんだとしばらく佇みました。

特別大きい葉があるわけでもなく、厚い葉があるわけでもないのにこんなに厚く積み重なっている。その数は数え切れません。

大きな歩みでなくとも、少しずつの積み重ねが厚みをつくる。日々の細やかな気づきを見逃さず、途切れることなく続けていくこと。行きつ戻りつしながら、前を向いていこうと思います。