以前に何度か訪れて、また行きたいと思っていた場所に久しぶりに行きました。
見渡す限りのブナ林。聞こえるのは風の音、葉のざわめきと鳥の声だけ。

初めて行ったのは初夏。茂った葉で薄暗い不思議な世界に圧倒され、しばらく立ち止まって体全体で感じてみました。木の根本は苔むしています。そこを照らす木漏れ日がまた綺麗です。
本当の気持ちよさを感じて落ち着くらい場所です。

そして今回、久しぶりに林に入ってみると…どうも様子が違います。あれ？なんだか明るいのです。地面はフカフカ気持ちよい歩き心地です。
今はもう秋…なるほど葉が落ち空が見えます。落ち葉で地面はふんわり厚くなっています。

この場所はこんな感じ！と勝手に思い込んでいたのです。季節は移ろいで行くのに、以前のイメージを持ち続けていました。それとは違っていますが、今の季節もまた良い感じです。そして今後もどんどん変化していくこの林を再び訪れてみたいと思いました。

このような思い込みをよくしてしまいます。過去の記憶に縛られず、今のこの時を純粋に感じること。頑なにならず受け止めこと。大事にしていきたいです。