大切なもの

軸という存在

よく耳にする軸というもの。
軸をとる。軸を張る。軸を持つ。軸を立てる。軸を通す。軸を意識する。
いろいろな分野で使われる軸という言葉。とても大切で、その物事の中心となるもの。芯の部分。

書の世界でもよく使う言葉。軸があることで中心がとれ、安定感・統一感をもたらす。左右に動いていても軸があることでまとまりが生まれる。
ダンスの世界でも、ぶれない軸があれば動きや回転が大きくても安定して美しく見えると言われています。 

この軸というもの、身近にあり意識する事も多いです。しかし、知らずにこんな事をしていました。

自分の生き方です。
子どもの頃から、何か行動する時には先ず他人を優先して、自分は後にするものだ。周囲の意見を聞いて自分は主張するものではない。大人の言うことは絶対に守るべきだ。
このように言われたことをしっかり守って生きてきました。

他人の気持ちや評価を優先し、自分は後回し。いつも『他人からどう思われているのか?』ばかり気にする。周囲のあたりまえに左右され、外れることが怖く「違う」と感じても自分が思うように行動出来ない。そう生きてきました。
それは他人軸。『他人の人生を生きること』。この事を知り驚きました。
確かに、自分の意識は常に他人…自分のことなど見ていません。いつもいつも周囲に気を遣いヘトヘトでした。

他人軸に対する自分軸というものを知ってから、『これからは自分軸を意識して生きていこう』と決めました。
他人の評価より自分の意思を大切にする。素直に行動する。ありのままの自分を受け入れる。(良い部分も、そうでない部分も全て自分)自分がどうありたいかを大事にする。
自分をしっかり見つめていくことで、他人との距離が出来たり、それぞれを尊重できるように感じます。

自分で選んだことをしっかり行動できる、そんな自分でありたい。他人と比較することなく自分を中心として、自分らしくいられるよう目指していきます。